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アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない

インデックス投資の対極に位置するのが、綿密な企業分析をベースに、独自の売買を行うアクティブ運用です。インデックス運用とアクティブ運用は、どちらが優れているのかしばしば論戦の対象となり、半ば神学論争の様相を呈しています。

しかし実際に株価指数インデックスを上回るアクティブファンドは少数しかありません。世界中で様々な統計が取られた結果、10年以上の長期に渡る場合、市場平均を上回るアクティブファンドは全体の3割以下になると言われています。

たとえば米国では、2005年までの期間で、インデックス指数(S&P500)を上回ったアクティブファンドは、1年なら5割以上ですが、10年(96〜05年)なら21%にまで落ち込んでしまいます。(下記出典;ウォール街のランダムウォーカー

米国でインデックスを下回ったアクティブファンド比率(〜2005年)
期間 1年間 3年間 5年間 10年間 20年間
S&P500を下回ったファンド 48% 68% 68% 79% 82%

同期間はITバブル期を挟んでおり、アクティブファンドほどハイテク銘柄を多く含んでいたはずなので、アクティブファンドにとっては不利な期間設定とも取れますが、それでも10年で約8割が負けるのですから決定的な差があると言えるでしょう。

アクティブファンドがインデックスに負ける理由

なぜ綿密に分析を行って投資するはずのアクティブファンドが、市場平均を下回る事が多いのか、その理由には諸説あります。決定的な理由としては、アクティブファンドは手数料(信託報酬)が高額なので、その分確実にリターンが小さくなる事が一つです。
信託報酬と株式リターンの関係

また売買を繰り返すほど、売買手数料が多く掛かるし、税金が引かれるので、パフォーマンスを押し下げる原因になります。
税金の株式リターンへの影響

近年では日本の一般投資家の間にも、インデックス運用をする人が増えてきています。確かに手間を掛けずに平均点を取れるのですから、悪くないといえるでしょう。

しかし最近では、バリュー株ファンドや高配当ファンドなどが、単なるインデックスファンドの運用を上回ることが分かってきています。また平均点では満足できないという人は、手間は掛かってもより高いリターンを得られる個別株への投資を行えば、リスクは高まるが高いリターンを得られる可能性も秘めています。このあたりの話は「高度な投資戦略」のコーナーにまとめています。



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