海外投資の基本〜株式投資の必要性
皆さんは、日本という国がこれから先、良くなっていくと思いますか?将来、庶民の暮らしは良くなると思いますか?また国の年金制度だけで暮らしていけると思いますか?
各種統計によると、国民の多くが現在よりも将来、暮らしぶりは悪くなるだろうと感じているようです。この感覚は、日本国の経済面から考察すれば、まったくもって正しい意見です。おそらく将来、日本では増税や物価上昇が起こり、庶民の暮らしは悪化します。
特に現在40代以下の若い世代の人達は、老後の生活に必要なお金を年金だけで賄える事は、ほぼあり得ない状況です。日本の年金制度は「少子高齢化」と「年金原資の無駄遣い」によって、事実上破綻しているといっても過言ではありません。厚労省は「現役時代の収入の5割を年金で賄える」ことを目指すと言ってますが、多くの専門家が達成困難な目標だと反論しています。たとえ達成できたとしても、将来大幅な物価上昇が起きていれば、とても生活できませんし・・・。
我々一般庶民は、年金以外に老後の生活資金として、自分たちで蓄えを持っておくしか、生きる道はないのです。そしてその蓄えは、雀の涙ほどの金利も付かない預貯金や個人向け国債などで賄おうとしても、全然足りないのです。我々は、少なくとも資産の一部・場合によっては大部分を『株式市場』で運用し、ある程度高いリターンを目指していくしかないのです。
日本経済が衰退しても、海外投資という道がある!
しかし、恐れる事はありません。株と聞けば「ギャンブルみたいなもの」だと思っている人も少なくないでしょうが、株式投資は決してギャンブルではありません。株式投資は、長期的には必ずプラスになってきた歴史があります。「銘柄の分散」「時間の分散」「国・地域の分散」など、幾つかの注意点を守ってリスクを極力抑えた運用をすれば、株式投資でほぼ間違いなく資産は増えていきます。
但し、一つ問題なのが「長期では必ずプラスになった」という唯一の例外が、我々の住む日本国の株式市場なのです。日経平均株価は1989年末に3万8915円の市場最高値を付けて以降、何度か反発する場面はあったものの下がり続け、20年が経った現在(2009年)の日経平均は1万円前後という惨状です。2007年には1万8000円台まで回復はしましたが、それでも最高値の半分にも満たない水準でした。
この日本の株式市場のパフォーマンスは、数ある先進国の中でも最悪です。これは単なる偶然ではなく、少子高齢化による経済衰退や、世界最悪の借金大国である事など、明確な理由があっての結果です。
筆者は「少子高齢化」と「借金増大」に加えて「資源価格の高騰(日本はエネルギーや鉱産資源はほぼ100%輸入頼みにしている)」を加えた3重苦にさらされるため、今後日本経済は徐々に衰退し、日本の株式市場では高い利回りを生む事は難しいと予想しています。
しかし、悲観する事はありません。日本の経済が衰退していっても、世界には人口が増加し、経済が拡大し、株式市場が活況に沸いている国が沢山あるのです。近年ではネット証券の発達により、一般庶民でも『少額から&簡単に』海外への投資が可能となりました。日本が駄目なら、中国やインドなど高成長を続ける国へ投資すれば良いのです。
当サイトでは、株式投資による資産運用を解説しています。特に、将来見通しの暗い日本ではなく、成長著しい中国やインドなどの新興国を中心に、海外への投資が如何に有効であるかを検証していきます。皆さんの資産運用のお役に立てれば幸いです。
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