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株式投資はギャンブルではない!

株式投資をギャンブルと混同している日本人は非常に多いです。確かにデイトレードなどの短期売買は、原理的にゼロサムゲームであり、ギャンブルと言って差し支えないでしょう。しかし長期投資の場合は、儲かるか否かという金銭的観点からも、また会社の経済活動を支えるという社会的意義の観点からも、決してギャンブルなどではありません。

まず金銭的な観点から考えてみます。ギャンブルというのは、基本的にゼロサムゲームです。ゼロサムゲームとは、参加者全員の掛け金をゲームの勝者が総取りする形式をいい、参加者の「期待値(お金が増える確率)」はプラスマイナスゼロになります。

もっと厳密に言えば、競馬や宝くじなどほぼ全てのギャンブルは胴元がテラ銭(手数料)を徴収して、その残りを参加者で奪い合うので、期待値はマイナスとなるので「マイナスサムゲーム」というべきでしょう。つまりギャンブルとは、胴元だけは確実に利益を上げるが、参加者は長期的には儲け続けることは出来ない仕組みなのです。

しかし株式投資は、長期保有していれば年率10%程度の利回りを記録してきた(日経平均やNYダウなどの平均株価。値上がりと配当の合計。)というデータがあります。これは、参加者の利益が時間と共に増えていく「プラスサムゲーム」とでも言うべき状況です。ギャンブルは理論的に時間と共に(数多くやるほど)損が膨らんでいきますので、株式投資は真逆の現象です。

この理由は、株式投資は単に参加者同士で出し抜きあいをするのではなく、株主が投資金額に応じて会社の利益を受け取る権利があるからです。つまり会社が長期的に増益していけば、その会社の株式を保有する人の資産は原理的に増えていくことになるのです。実際には配当金の形で得られたり、その会社の株をより高い値段でも買いたいと思う投資家に売れることで、投資家は利益を得ることになります。

ゆえに株式投資は、理論的には経済が拡大・成長を続ける限り、投資家の利益も増えていくので、参加者の中だけで金を奪い合うだけのギャンブルとは、本質的に異なるのです。

またギャンブルが単に胴元を儲けさせるだけの行為に過ぎないのに対して、株式投資は社会貢献にもなるのです。この点については次節「株式投資の意義」で詳しく。



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