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人民元預金の比較(金利・手数料など)

中国の通貨=人民元の外貨預金に対する、人気が高まっているようです。日本では2010年、中国銀行(中国本土の4大銀行の一つ)が日本支店で人民元建て預金を始めたのをきっかけに、ソニー銀行やじぶん銀行など、ネットバンクや新興金融機関が相次いで、人民元預金の取り扱いを始めています。

ここでは、2013年末現在の日本国内で人民元預金サービスを行う金融機関と、その条件を一覧表で比較しました。下二つは、中国本土の銀行の日本支店となります。

人民元預金の金利・手数料等の比較表(2013年12月時点)
  種類 最低投資額 為替手数料 金利(1年定期)
ソニー銀行 不明 0.617%(6ヶ月)
楽天銀行 約10万円〜 1.0%
じぶん銀行 1万円〜 1.0%
新生銀行 10人民元〜 0.2%
中国工商銀行 1000人民元〜 不明
中国銀行 指定無し 0.45%

通常、米ドルやユーロなどのメジャー通貨の外貨預金では、各社とも条件がほぼ横並びである事が多いです。しかし人民元預金では、各社とも金利や手数料などの条件が大きく異なる点に、注意が必要です。

例えば、最低投資額は楽天銀行が6000人民元(約10万円)必要であるのに対し、新生銀行ではわずか10元(160円)と少額から行えます。一方で1年定期預金の金利は、楽天銀行が1%あるのに比べて、新生銀行はわずか0.2%しかありません。このように、各社でメリット・デメリットが大きく異なるので、利用の際には十分に比較する必要があるでしょう。

※注1;ソニー銀行や新生銀行では、預入金額の大小等によって、手数料などが上記より優遇されます。

人民元預金にはデメリットも多い

そして人民元預金には、全社に共通して大きなデメリットを抱えている点も、十分注意すべきです。

まず外貨預金はペイオフ制度の対象外であり、金融機関が倒産しても預金は一切補償されません。金融機関の経営状況によっては、返金される可能性もありますが、逆に1円も戻ってこないリスクもありえます。また定期預金に関しては、途中で換金が出来ない(若しくは莫大な手数料を取られて元本割れする)事も、各社共通のデメリットです。

そして隠れた問題点として、十分な金利が付いていない事も挙げられます。上記の一覧用で上げた各社の金利は、2013年12月時点の「人民元・1年定期預金」であり、日本国内で最も高いのは楽天銀行とじぶん銀行の1%です。一方、同じ時期の中国本土では、1年定期預金の金利は平均で3.25%もあります(注2)。中国本土と比較すると、日本の人民元預金の金利は随分と「ぼったくられて」いるのです。

確かに国内の円建て預金は、金利がゼロなので、たとえ1%でも人民元預金が魅力的に映るのは事実です。また、将来の人民元切り上げによる「為替差益」を期待する人も多いでしょう。しかし、上記のように日本国内の人民元預金は、現状では多くのデメリットを抱えていますし、定期預金も1年が最大なので、為替差益を狙うには余りにも短期すぎます。

人民元預金を行うか否かは、上記の問題点を十分理解した上で、比較検討すべきです。

 

※注2;金利はHSBC、中国工商銀行、Bank of China、中国建設銀行の4大メガバンクの平均値

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