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ラッセル2000指数とは?

ラッセル2000指数(Russell2000)とは、アメリカ企業の最も代表的な中小型株指数のこと。アメリカに上場する企業の中で、時価総額上位3000種中の1001〜3000位までを網羅します。

構成銘柄を見ると、日本人にはほぼ聞いたことのない企業ばかりです。しかし2000社もあるので各銘柄のウエイトは非常に低く、個別銘柄の影響はほぼ受けません。逆にいえば、米国の中規模企業の景況感がストレートに反映される指数です。

ラッセル2000指数の構成企業上位10
企業名 セクター ウエイト
HUMAN GENOME SCIENCES INC ヘルスケア 0.56%
UAL CORP 耐久財関係 0.32%
3COM CORP IT 0.29%
TUPPERWARE BRANDS CORP 一般消費財 0.29%
DOMTAR CORP 材料加工 0.28%
SOLERA HOLDINGS INC IT 0.26%
SKYWORKS SOLUTIONS INC IT 0.26%
DEVELOPERS DIVERSIFIED RLTY 金融 0.26%
ASSURED GUARANTY LTD その他 0.26%
POLYCOM INC IT 0.25%
※データは2010年3月時点

時価総額が小さい小型株は、長期的に見れば著名な大型株よりも利回りが高くなるという傾向があります(小型株の利回りは平均よりも高い)。大型株よりも成長余地が大きいことが主因ですが、個別の小型株に投資するのは非常にハイリスクです。しかしこのラッセル2000のような小型株をまとめて保有するファンドなら、リスクを抑えつつ市場平均(≒S&P500のような大型株指数)よりも高い利回りを期待できます。

その為、ラッセル2000に連動するETF『iシェアーズ Russell 2000 インデックス・ファンド 【IWM】』は、米国のETFの中でも特に人気が高く、出来高ではSPY(スパイダー;S&P500指数)に次ぐ規模で、QQQQやEEM等と常に2番目の出来高を争っています。

またラッセル2000指数連動のETFには、割安株のウエイトが高い『Russell 2000バリューインデックス【IWN】』や、成長株のウエイトが高い『Russell 2000グロースインデックス【IWO】』などもあります。特に前者は「割安株」と「小型株」という、パフォーマンスを上昇させる2大要因を兼ね備えたETFとして注目度は高いです。

残念ながら『Russell 2000バリューインデックス』ETFは、2010年3月現在日本のネット証券では取り扱いはありません。取り扱いが始まれば、人気になることは間違いないと思われますので、ぜひネット証券各社には導入を検討して頂きたいものです。




ラッセル2000株価チャート
(チャート上:1ヶ月、下:1日)
ラッセル2000指数データ
時価総額;1.23兆ドル=約110兆円
予想PER;26.5倍 予想PBR;3.0倍
(2010年3月現在)
構成銘柄の業種別割合
ラッセル2000業種別ウエイト

ラッセル2000が関係するETF
iシェアーズRussell2000 インデックス
上場市場;米国 【IWM】
信託報酬;0.24%

取引可能な証券会社
SBI証券楽天証券、など

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