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ナスダック総合指数(構成企業と割合)

ナスダック総合指数とは、アメリカのナスダック市場に上場する全株式を、時価総額加重平均して算出する平均株価指数のこと。同市場に上場していれば、アメリカ国外の企業も対象となります。バイドゥ(IT:中国)やテバ(製薬:イスラエル)なども20位以内にランクしています。

また、よりコアな「ナスダック100指数(上位100銘柄だけを対象)」もあり、有名なETF『キューブズ【QQQ】』も、ナスダック100指数がベンチマークです。

ナスダック100指数の構成企業上位10銘柄
企業名 セクター ウエイト
Apple(アップル) IT機器 12.1%
Microsoft(マイクロソフト) ITソフトウェア 8.6%
Oracle(オラクル) IT機器 6.5%
Google(グーグル) ITオンライン 5.0%
Intel(インテル) 半導体 4.6%
QUALCOMM(クアルコム) 通信 3.7%
Amazon(アマゾン) ネット小売り 3.6%
Cisco(シスコ) IT機器 3.4%
Amgen(アムジェン) 製薬・バイオ 2.1%
ComcastCorp(コムキャスト) 通信 2.1%
その他著名企業
Ebay(イーベイ) ネット小売り 1.6%
Baidu(バイドゥ) ITオンライン 1.5%
Costco(コストコ) 小売り 1.4%
Teva(テバ) 製薬・バイオ 1.3%
Dell(デル) ネット小売り 1.2%
※データは2011年6月末時点、QQQの構成比率。

業種別割合グラフを見れば一目瞭然ですが、ナスダック市場はIT関連企業の割合が約2/3と極めて多いのが特徴です。その為、高成長の期待からPERやPBRは割高な水準であることが多いです。またIT企業の業績は変動が激しく、市場コンセンサス(業績予測)と実態との乖離が大きく、NYダウやS&P500に比べて、株価が乱高下しやすいことも特徴です。

90年代後半のITバブルで、シスコやアマゾンなどIT企業の株価が暴騰、PERが100倍超にまで上昇し、ナスダック指数も5000ポイントを超えました。その後バブルは崩壊し、指数は8割近くも暴落しました。2011年現在も2000ポイント台とピークの約半分の水準であり、これはITバブルが、アメリカ株式史上最大のバブルであった事を物語っています。

余談ですが、2010年秋にはQQQのアップルのウエイトが20%近くにまで上昇していました。これはナスダック指数の算出法(指数メンテナンス)がS&P500等と異なることが原因で、実際の時価総額比率と大きくかけ離れるという問題が発生していました。しかし、アップル1社の割合が余りに大きすぎる事は、平均株価指数として不適切だという事で、2011年4月にはアップルの比率を約12%にリバランスしました。今後は、一社だけ極端に割合が高くなることは無くなるはずです。




ナスダック総合指数チャート
(チャート上:1ヶ月、下:1日)
構成銘柄の業種別割合
ナスダックの業種別割合グラフ
ナスダック総合指数データ
時価総額;約4兆ドル(約400兆円)
平均PER;15.3倍
平均PBR;3.3倍
(2011年7月現在)

ベンチマーク採用のETF
パワーシェアーズQQQ(キューブズ)
上場市場;米国
ティッカー;QQQ
信託報酬;0.2%

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